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ラジオになりたい活字、テレビになりたいラジオ、活字になりたいテレビ、というのが今の三大メディアの相関関係だが、私はこの構図では、それぞれのメディアの特性をなくしてしまうと危惧している。そのことは今まで述べたとおりだ。

では、メディアの特性をさらに生かすためには、どうしたらいいのだろうか?

私は今のメディアの相関関係の逆をいったほうがいい、と思っている。

つまり、活字のテレビ化、テレビのラジオ化、ラジオの活字化である。seiko 時計

具体的に言うと─。

  1. 活字のテレビ化とは、活字ぎっしりではなくて、写真を大きく使って見やすくすること。最近の若者たちの活字離れは顕著だ。それをおさえるためには、写真、イラストを使ったり、デザインで“見せる”努力をするということだ。テレビ世代の“見る”欲望をとらえる、ということである。“見せる活字”これこそ活字の特性を生かす、ということだ。
  2. セイコー 時計
  3. テレビのラジオ化は、テレビの“見る”という他に、“聴く”という特性を最大限に生かす、ということだ。テレビは見るものだけに、“ながら行動”ができないという欠点がある。テロップはその欠点を増長しているとしかいえない。そこで、“聴かせる”という特性を特化すると、ラジオの“ながら行動”ができるというものだ。テレビは見るだけのものではない。聴く、という特性もある。この特性を生かすためには、ラジオのDJやパーソナリティ的なしゃべり方が必要となってくることは、いうまでもないだろう。“聴くテレビ”、これこそテレビの特性を生かす、ということだ。seiko 腕時計
  4. ラジオの活字化は、活字のように徹底的に掘り下げて、しゃべった方がいい、ということだ。はっきり言って、ラジオのしゃべりは内容的に中途半端だ。新聞にたとえるならば、テレビは“見出し”、ラジオが“リード”、活字が“本文”ということになる。ラジオはいくらでもしゃべれるのだから、新聞の“本文”なみにパーソナリティがしゃべってもいいはずだ。しゃべって聴かせる。このラジオの特性をもっと生かしたならば、ラジオはこれまで以上におもしろくなると思う。“しゃべって聴かせるラジオ”、これこそラジオの特性を生かす、ということだ。

隣の芝生はきれいに見えるもの。まずは自分の芝生の特性を生かしたうえで、隣の芝生の良さを取り入れることだ。そんなことが三大メディアには必要なのではないだろうか?

ラジオになりたい活字、テレビになりたいラジオ、活字になりたいテレビーーまことに笑止千万である。セイコー 腕時計

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